昔と大きく変わった消費者金融会社のイメージ

「サラ金」と言うと、暗い・怖いと言うイメージが湧いて来ませんか?そう、それが一昔前の消費者金融会社のイメージでした。グレーゾーン金利が撤廃される前は何処の消費者金融会社もかなりの高金利で貸し付けを行っていましたし、違法な取り立てを行う会社も多く有りました。バブル崩壊後、サラ金利用者から破産者が続出し、貸金業法が改正されるきっかけとなりました。

まず2003年から悪質な金融会社の取り締まりが強化され、「ヤミ金対策法」が成立し、2004年から施行されるようになりました。2006年からはグレーゾーン金利撤廃の議論も始まり、2010年6月18日からは、グレーゾーン金利は完全に廃止となりました。現在の金利は元金が10万円未満で20%、10万円から100万円未満だと18%、100万円以上で15%と定められており、個人で融資を受ける場合も、法人で融資を受ける場合も同じ金利が適用されています。また、同時に、個人へ貸し付けを行う場合は、年収の3分の1までしか貸し付けを行えない「総量規制」も完全施行されました。

今、消費者金融会社のイメージは大きく変わりました。面白いCMや楽しいCMでイメージアップを図り、サラ金と言う言葉ではなくキャッシングやカードローンと言う明るい音の言葉も定着しました。無人契約機やインターネットからの申し込み方法や、専用ATMから返済だけでなく、提携するATMでの返済や銀行口座からの引き落としなど、多彩に用意され、利用者により便利になっています。

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